(ア) | ビジョン・キャピタル・コーポレーション(本社:千代田区丸の内2-6-2 代表者:羽倉信明)が保有するキュー・テック株式73.9%相当をメモリーテック(既存株主)、IMAGICA及びバンダイビジュアルが平成17年3月31日付で共同で取得致しました。 |
(イ) | 今回の資本提携後の株主構成は以下の通りとなります。 メモリーテック 50.5% IMAGICA 35.0% バンダイビジュアル 10.0% キュー・テック経営陣 4.5% |
(ア) | キュー・テックは、昨年パイオニアからMBO(Management Buyout)により独立したポストプロダクション会社(アニメ、映画、CMなどコンテンツの編集・オーサリング/エンコード事業、略:ポスプロ)の準大 手です。特に放送・DVDの編集・オーサリング/エンコードに強く、当該分野では業界トップクラスにあり、昨今DVDソフト市場は急速に拡大しているほ か、アニメなどのデジタルコンテンツ市場の国内外での今後の成長も期待できることから、今回のアライアンスの実現により経営基盤の安定化とあらゆるメディ アに対応した高品質の映像制作技術を提供し続ける企業を目指します。 |
(イ) | メモリーテックは、DVD・CD等光ディスクの製造会社の大手で、日米中の大手映画会社、音楽会社等に、CD・DVDの企画、製造、流通などの一貫サービスを提供しています。特に、次世代DVD(HD DVD)の開発においては他社に先駆けてディスク生産体制を確立済であり、HDの分野で高い技術を持つキュー・テックやIMAGICAとの関係を強化することにより、ポスプロも含めたHD DVD事業・DVD事業におけるバリューチェーンをさらに強化することを目指します。 |
(ウ) | IMAGICAは、1935年日本で最初に設立された映画フィルムラボです。以来、映画フィルムの現像だけでなく、あらゆる映像加工処理を総合ポストプロ ダクションとして行ってきました。そして、ポスプロとしての技術力を核にして、映像に関する企画・制作・流通・運用等のトータルソリューションを現在提供 しています。本提携によりDVD関連事業をさらに強化することを目指します。 |
(エ) | バンダイビジュアルは、“ガンダム”等アニメーション映像のパッケージソフト分野のパイオニアとして数多くの映像コンテンツを創出し、ハイエイジ向けアニ メーション分野では、業界ナンバーワンの支持と信頼を得ています。キュー・テックとは、アニメーション作品のポストプロダクション業務の分野で長年の実績 があり、今後も両社の連携を強化することで、よりハイクオリティーな商品を提供し続けることを目指します。 |